ニューヨークの公園ではソーシャルディスタンスを保つ工夫がなされている〔PHOTO〕gettyimages

コロナ危機、NY「死者激減」のウラに「新しい仕事」の存在があった…!

「トレーサー」という仕事をご存知ですか?

コロナ第2波、打つ手は国民頼み?

東京・大阪・名古屋、日本中の巨大都市で、感染者数が急増し、1日の感染者数はとうとう1000人を超えた。緊急事態宣言時よりはるかに多い新規感染者を抱えながら、「切り札」といえる対応が見えないまま、不安な日々を過ごしている人も多いのではないだろうか?

感染者数が増えるなか、はじまったGO TOキャンペーン。国民に丸投げにされたかに見えるコロナ対策。経済成長率はマイナス4%台半ばの見通しが発表され、うっすらと将来に不安を感じている人も多い。

コロナには打つ手がない、いつコロナ禍が爆発するかわからない、自分の仕事、大丈夫かな? こんな逆境のなか、実はどんどん新しい仕事が生まれているのをご存じだろうか?

医療崩壊を迎え、都市封鎖など、連日、最悪の状況を報道されたニューヨークだが、実は今、劇的に状況を好転させている。

累計感染者数41万5827人、死者数3万2000人超を数えたニューヨーク市だったが、1日の死者5人・新規感染者644人と劇的に人数を減らしている(7月26日現在)。陽性率も0.93%に下がり、東京都の6.6%(8月4日調査)に比しても圧倒的低水準になっている。

東京都コロナウィルス感染症対策サイトより
 

「トレーサー」という新しい仕事

その裏には実は、まったく新しい仕事の存在があるのだ。

それが、ポストコロナ禍で生まれた新しい仕事「トレーサー」だ。トレーサーは感染者の行動を追跡し、濃厚接触者をあぶりだし、連絡し、PCR検査を受けてもらうなど、徹底した感染追跡を行う仕事だ。

今、ニューヨークでは3000人のトレーサーが活動しており、感染者の行動分析をおこなっている。