8月 7日 兵庫県で新種の恐竜「丹波竜」発見(2006年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

2006年の今日、兵庫県北部の地層から新種の恐竜の化石が発見され、「丹波竜」と名づけられました。

 

発見したのは地元の元高校教師でした。

2006年8月7日、兵庫県丹波市(現・丹波篠山市)の笹山層群で、元高校教師の足立(あだち・きよし)さんと村上茂(むらかみ・しげる)さんは生痕化石(足跡など、生物の活動の痕跡となる化石)を探すために地層調査をしていました。そして、地層から飛び出した奇妙な円筒形の物体を2つ見つけました。

2人はタガネとハンマーを使い、表面を削ってしまわないよう慎重に掘り出しました。この2つの物体は博物館に持ち込まれたのち、未知の恐竜の肋骨としっぽの化石であることが判明します。地元はこの大ニュースに沸き立ち、恐竜の愛称を「丹波竜」と命名しました。

「丹波竜の里公園」に作られた実物大のモニュメント Photo by Akas1950 CC BY-SA 4.0

さらなる調査の結果、「丹波竜」の正体はティタノサウルスという竜脚類(いわゆる首長竜)の新種であることがわかり、2014年には「タンバティタニス・アミキティアエ(Tambatitanis amicitiae」という学名が与えられました。「丹波竜」は正式に新種と認められることとなったのです。

その後、発見現場となった笹山層群からは、少なくとも5種類の恐竜の化石が新たに発見されることとなりました。