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「サッカーが下手だったから教皇になった」…ローマ教皇フランシスコの意外すぎる素顔!

「ヒロシマ」からメッセージを発信

「ヒロシマの日」が今年の夏もやってきた。2020年は広島市への原爆投下から75年。新型コロナウイルスが猛威を振るう中でも、平和を希求する式典は現地で行われる。

8月6日午前8時開催の平和記念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式)は、コロナの影響で規模を縮小して一般参加はできないが、安倍首相をはじめ招待者が参列。例年通り会場は平和記念公園だ。爆心地に近いこの広大な公園に昨年の晩秋、世界のカトリック信者を導く人物の姿があった。ローマ・カトリック教会の頂点に立つ第266代教皇フランシスコ(83)だ。

「平和のための集い」で原爆の犠牲者を追悼する教皇フランシスコ Photo by Getty Images

2019年11月23日から26日にかけて来日した教皇フランシスコは、24日には広島を訪問。被爆地へは教皇としては2人目、38年ぶりのことだった。キャンドルが灯る夕闇の中、平和記念公園で行われた「平和のための集い」で広島の人々と語り合い、「核兵器のない世界」を目指すメッセージを発信した。

教皇フランシスコの広島訪問をサポートしたのが、カトリック広島司教区のアレキシオ白浜満司教(58)。身近で接したからこそ垣間見えた意外な教皇の素顔があったという。

 

広島と長崎のサッカークラブの「ピースマッチ」ユニフォームをプレゼント

サッカー強国・アルゼンチン出身の教皇フランシスコは、熱烈なサッカーファンとして知られている。今年の米アカデミー賞で話題となった映画『2人のローマ教皇』のラストシーンにも、その一端は描かれていた。そして、首都ブエノスアイレスの名門サッカークラブ「サン・ロレンソ・デ・アルマグロ」の熱心なサポーターでもある。同クラブは20世紀初頭、ロレンソ・マッサ神父が、路上でサッカーをしていた少年たちに教会の敷地を提供したことが起源。カトリックと縁が深いクラブだ。

「私は教皇が来日された23日の夕方、ローマ教皇庁大使館の『司教との集い』でお会いしたんです。教皇は15分ほどのスピーチをされた後、『何でも質問してください』とおっしゃいました。私、『あ、うれしいな』と思って、質問したんです」
白浜司教は、5人の質問者のあとで、ようやく最後に話すことができた。

hummelのHPより

「明日、広島でお待ちしています」と、まず自分が広島から来ていることをアピール。続けて、「教皇はサッカーがお好きだと聞いています。私の地元広島では、サッカーチームのサンフレッチェ広島とV・ファーレン長崎が原爆投下日の8月6日と9日の近くで『ピースマッチ』をしています。サンフレッチェ広島の背番号86のユニフォームをプレゼントしたいのですが、受け取ってもらえますか」