あの「ジャパネットたかた」創業者も読んだ、一流経営者の必読の10冊

『ザ・ゴール』『世阿弥の世界』…

読書から得た「ビジネスの本質」

ザ・ゴール』は全世界で、1000万人以上の人に読まれているベストセラー小説です。ある機械メーカーの工場が再生していく姿からビジネスの本質を探るという内容ですが、特に心に残ったのは「ボトルネック」(作業効率を鈍らせる部分)についての言及です。

組織は、大きくなればなるほどに難しい課題が増えてきます。そうしたときは、どこに問題や弱点があるのかを見極めることが重要です。まずはこの「ボトルネック」の最適化を完了した上で、全体の最適化を考えればいい。

そのほかの部分も非常に示唆に富んでおり、小説という形でありながら、私自身のビジネスにも大きく活かせる内容でした。

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著者のエリヤフ・ゴールドラットは物理学者でありながら、ビジネスにおける新しい理論を打ち立て、さまざまなビジネス小説を執筆しました。

もう一冊を選ぶとすれば『ザ・チョイス』でしょう。この本では、ゴールドラットと娘さんとの会話を通して、「ものごとは、そもそもシンプルである」「人はもともと善良である」というふたつの信念が説得力をもって語られます。

世阿弥の世界』は、能の大成者として知られる世阿弥の研究書です。世阿弥は室町時代、足利義満に認められて能の地位を確立させました。彼は目先の利益だけではなく、「後世に長く能が残るためにはどうすればいいか」を考えていました。