8月 3日 潜水艦・ノーチラス号が北極点を通過(1958年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1958年の今日、アメリカ海軍の潜水艦・ノーチラス号(USS Nautilus)が史上初めて北極点の下を潜航通過しました。

 

世界初の原子力潜水艦が成し遂げた快挙でした。

ニューヨーク沖合を航行するノーチラス号 Photo by Getty Images

「ノーチラス号」と聞くと、ジュール・ヴェルヌのSF小説『海底二万マイル』に登場する潜水艦を思い浮かべるかもしれません。実は「ノーチラス」の名を持つ船は現実にも多数存在しており、本記事で紹介する1954年就役の「ノーチラス号」は、アメリカ海軍のものだけを考慮しても6代目にあたります。

その6代目ノーチラス号は世界初の原子力潜水艦であり、安定的な電力の供給によって長時間の潜水活動が可能になりました。初航海の際に発した電文「本艦、原子力にて航行中("Underway on nuclear power")」は歴史に残る名文句として知られます。

そして1958年には史上初めて、厚い氷に覆われた北極点の真下を潜航通過することに成功しました。1980年に退役し、現在は生まれ故郷のコネチカット州で記念艦としての余生を送っています。

ノーチラス号の生みの親ハイマン・リッコーヴァー提督(写真左) Photo by Getty Images