知人から「上から目線な態度が気になる」と指摘されたことにショックを受けて相談に来た会社員のHさんは、ネットで「マンスプレイニング」という言葉を知り、まさに自分のことだと驚いたという。これは「man (男性)+explaining (説明)」の造語で、女性に対して偉そうに説教する男性、上から目線で解説したがる男性のことを指す言葉だ。

Mさんの中には「知的に見られたい」「バカにされるのが怖い」という思いがあり、それがマンスプレイニングしてしまっている背景にあるのではないかと語っていた。一方で、自分自身も会社の先輩から説教されることが多く、その上から目線な態度に辟易しており、自分が無自覚にその先輩と同じような態度を取ってしまっていることに恐怖を覚えていた。

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その他にも、「はてなブックマーク」で性暴力関連の記事を大量に読んだ結果、男の性欲というものが野蛮で暴力的なものにしか思えなくなり、恋人ができたのにどうしてもセックスする気になれないという大学生のRさんや、暴力的な男性が心の底から嫌いなのに、部下を叱らなければならない立場になり、ダメ出ししたり問い詰めたりするたびに激しい自己嫌悪に陥り、そのストレスから飲酒の量が激増してしまったというIさんなど、加害者性に悩まされている男性の話を聞く機会がここ数年で一気に増えた。