FRaU Webでフリーアナウンサー中村仁美さんが連載している「騒がしくも愛おしい日々」(毎月1回・第1水曜日更新)。さまぁ~ずの大竹一樹さんとの結婚後、母として、妻として、そして一人の女性として、感じたこと、考えたことを、中村仁美さんならではの目線で綴っています。

今回は、このコロナ禍での「夏休みの過ごし方」について。超アクティブに外に出て遊びたい!という気持ちは山々だけれども、今年は新型コロナウイルスが猛威を奮い、残念ながら今現在も日々感染者数更新の一途を辿っている状況です。

どのようにして過ごそうか……と悩まれている方も多いこのタイミングで、中村さんとそのご家族が決めた、この夏の過ごし方とはなんでしょうか? 家で楽しむ息子くんたちの姿や言葉から、中村さんが気づいた「何よりも大切な時間」とは?

※以下、7月25日にご執筆いただいた内容です

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今年の夏休み、どう過ごす?

8月、夏休みです。
勿論“いつも通りの夏休み”と言うわけにはいきません。

でも「いつもなら…」や「本当なら…」と、これまでの生活と比べるのはおしまいにしました。

“新しい生活”の中で“新しい楽しみ”を全力で見つけにいく!
だって、元の生活にはもう戻ることはないのですから……。

そんな今年の“新しい夏休み”、さてどう過ごしましょう。
気が付けば長男は小学校三年生で、家族で楽しむ夏も残り少なくなってきました。私自身、小学校の後半以降、家族旅行をした記憶がほとんどないからです。

靴を履いて散歩ができるようになった三男。ファーストシューズは長男・次男からのお下がりです! 写真提供/中村仁美

そもそも当時私の家では、家族旅行=祖父母の家への帰省 でした。
ホテルや旅館へ家族で泊り、朝食ビュッフェを食べ観光地へ赴く……なんて記憶はほぼありません。東京のど真ん中にある母方の実家と、それとは真逆、日本の原風景の広がる父方の実家のコントラストを、子供ながらに鮮明に覚えているくらいです。

ビルが立ち並ぶ三車線道路沿いにあり、窓を開けるとすぐ隣のビルに手が届いてしまう母の実家。当時住んでいた自宅より遙かに都会。

新しい物好きな祖父が、銀座や日本橋で買ってきた用途不明の小物やおせんべいを用意して待っていてくれました。

かたや父の実家は、田んぼや畑、藁と泥でできた土壁の牛小屋が並ぶ舗装されていない道を進んだ先にある、縁側と広い庭のある昔ながらの木造の家。

裏山には防空壕があり、湧水をためるくぼみの中でスイカやビールを冷やしていたのが驚きでした。周りが山と田んぼばかりで遠くばかり見ていたからか、仮性近視が良くなった、ということもありました。ただ、トイレが玄関をでた外にあり汲み取り式だったので、夜中のトイレが本当に嫌だったのも覚えています。

どちらの家への帰省も、そこからどこに行くでもなく近所を散歩するくらいでしたが、久々に会う祖父母や従姉弟達との時間が楽しかったな、という思い出です。