自殺したくなるのは、発熱するのと同じ「体からのメッセージ」です

反省を禁止することから始めましょう
坂口 恭平 プロフィール

とにかく、反省禁止!

とにかく、反省禁止と唱えてみましょう。

反省には何もいいことがない。もちろん、この「死にたい」時は、ということです。
「反省禁止!」と言われると、少し楽になりませんか?

僕はこの言葉を自分に言い聞かせる時、少しだけ楽になります。死にたい時、反省は酒を飲みすぎるよりも体に悪いです。それくらいなら酒を飲んだほうがいい。

 

もちろん、そのことを反省しないで飲むのなら!

わずかな隙間を見つけて、するすると反省虫は入り込んできてしまいます。

つまり、意識がすべて過去に向かっているということでもありますね。

これからどうするかじゃなくて、今までのことを振り返ってどうしてこうなったと考えているんです。これも体からの要請なのではないかと僕は思います。未来のことを考えたら体が動いちゃいますから。体が動かないようにする、休ませるということが体の目的ですから。

死にたいというのは、体からの「休みましょう」というメッセージなのです。

どうやら僕たちは体からの警告をずいぶん長い間無視してきたようです。それによって体がもう破壊寸前になっている。このままだとダメになる、と危機を感じた体が、決死の覚悟であなたを今のような状態にさせている可能性があります。

行きすぎた反省が、自殺

死にたいと思う人は、今すぐにでも助けてほしいと思っているでしょうが、僕はほとんど何もすることはできません。電話で話を聞くだけです。

でも、その時に「反省をとにかくしないように」と伝えると、みんなが思い当たる節があるようです。

とにかく反省をしている。なんでこうじゃないんだ、なんであんなことをしたんだ。解決に向かうというよりも、徹底的に自分をいじめていると言ってもいいかもしれません。いじめ絶対ダメ、の精神でいきましょう。行きすぎた反省が、自殺なのです。

反省して死ぬくらいなら、どんな時も反省せずにただのうのうと生きていく図々しい人間でいたいですね。ああ、自分はそうやってくよくよ考え続けるやつなんだ、とまた反省していませんか? いいじゃないですか、繊細でも。

僕もとてつもなく、くよくよする性格です。そのことに自信を持って生きているわけではありませんが、繊細さは悪いことばかりではありません。

反省することをやめるとずいぶん楽になりますよ。

自分を受け入れようとか、肯定しようとか考えるのはなかなか難しいです。

具体的な方法がわからないですから。

だから、ここではとにかく具体的な方法を実践していくことにしましょう。

というわけで、第一のポイントは反省をやめるということ

でもどうすればいいんだよってなりますよね。やめようと思っても、反省がやめられない。それがこの死にたい時の症状ですから。反省ばかりしているおかげで、一切、身動きできないですし、自信のかけらもなくなりますよね。

体としてはとても満足のいく結果になっているのかもしれません。だから、反省して、苦しくなって、辛すぎても、実はそれは体にとっては喜ばしいことでもあるのです。

しかし、それだと辛いですよね。

次は、反省をやめようと思っても、やめられない場合にどうするかを考えてみましょう。

『苦しい時は電話して』1章より。次回に続く

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