2011年に誕生した乃木坂46。写真は2012年11月に「GirlsAward 2012」に出演した際の一枚 photo by gettyimages

ライブ中止、卒業保留…コロナが「会いに行けるアイドル」ブームにもたらしたもの

今、かつてない苦境を迎えている

コロナ禍によって、ライブを活動の主体に置く“ライブアイドル”は大きな影響を受けた。4月7日に東京や神奈川など7都道府県に緊急事態宣言が行われ、同月16日にその範囲は全国にまで拡大。観客を会場に入れたライブだけでなく、ファンと対面する握手会やチェキ会などの特典会も行うことができず、アイドルやその運営会社の収入は激減した。6月18日に緊急事態宣言は解除されたものの、政府が提唱するガイドラインにおいて、“3密”を余儀なくされるライブハウスに対しては、依然として厳しい感染対策が求められている。

2007年以降、Perfume、AKB48のブレイクを機に大きく発展したアイドルシーンは、今、かつてない苦境を迎えている。

 

乃木坂、欅坂、AKB、ハロプロ、ももクロ…相次ぐライブの中止、延期、卒業の保留

コロナ禍によって、アイドルのライブ、コンサートなどのイベントの数多くが、中止及び延期となった。また、メンバーの卒業ライブや解散ライブが行えず、状況が保留となっているグループも多い。具体的にその例を挙げて行こう。

乃木坂46は、3月に開催予定だった国立代々木競技場第一体育館での公演が中止となった。5月に開催予定だった白石麻衣の卒業公演も中止となり、現在白石の卒業自体が保留となっている。

欅坂46は、4月に公開予定だったドキュメンタリー映画「僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46」の公開が延期となった。また、2017年から恒例となっている夏の野外イベント「欅共和国2020」は中止が発表された。

AKB48は4月2日には横浜アリーナにおいて峯岸みなみの卒業コンサートが予定されていたが中止となり、峯岸の卒業は保留となっている。SKE48の高柳明音も3月に横浜アリーナで卒業公演を行う予定だったが延期となり、卒業は保留のまま、峯岸と同様にグループ在籍の状態が続いている。

大手芸能プロ・アミューズ所属で、派生ユニットとしてかつてBABYMETALを生んだ成長期限定ユニット・さくら学院は、3月に行う予定だった卒業公演(メンバーは中学卒業と同時にグループを卒業するルール)を5月に延期したが、その5月の公演も中止となった。現在は8月30日に無観客配信のみによる公演が予定されている。

モーニング娘。などが所属するハロー!プロジェクトでは、2月29日以降から6月まで、コンサートなどのイベントを中止。Juice=Juiceの宮本佳林及びアンジュルムの船木結の卒業が延期となっている。

ももいろクローバーZ(2016年『アメリカ横断ウルトラライブ』より)photo by gettyimages

ももいろクローバーZは、3月7日から9日に開催予定だった高城れにソロ公演「まるごとれにちゃん 0202 スプリングツアー2020」が6月に延期、その後さらに来年3月に延期されることが発表された。

ゆるめるモ!のようなぴは、3月27日にZepp Diver Cityにて開催予定だったワンマンで脱退する予定だったが、延期となっている。ハコイリムスメも4月11日の公演をもってメンバー全員が卒業及び活動終了する予定だったが、8月16日に延期となった。

WEAROUTSKIRTSGnocchi!!!が所属するCannes Entertainmentはその組織を解体、所属グループの解散を発表した。その他、コロナ禍が直接の原因であることを明言していないアイドルもいるが、メジャーやインディーズを問わず、多数のアイドルが活動の停滞を余儀なくされている。