日本人がほとんど知らない、「英語ができる」と思われる“相槌の仕方”

海外歴が長い人でも意外と知らない
安部 かすみ プロフィール

こんな日本人の特徴にある日気づいてからというもの、日本のアナウンサーのインタビューで相槌が多い場合、集中力が削がれるようになってしまった。首の上下運動に加え、一言一句に「はい」「ええ」「そうですね」の合いの手がとても多いと思うようになった。

極端な例で言うと、インタビュイーが「私がですね」と言うとアナウンサーが「はい」と首を縦に振りながら合いの手を入れ、次に「あそこに行ったとき」と言うと、アナウンサーが「ええ」などの応酬がずっと続くことがある。

また日本で誰もが知るとあるビジネスパーソンもそうだ。動画を観る限り、相槌が多いばかりでなく、自身が言葉を発する時でさえ首が小刻みに上下に振られている。これらのケースでは、大きなジェスチャー同様、無駄な動きにさえ見え、会話に集中できなくなってしまった。

 

アメリカ人のスマートな会話の所作とは?

アメリカ人も日本人同様に、会話の中で相槌を打つが、日本人と比べて見ると極端に少ない。まず頷く動作が少ない。そして英語の合いの手(間投詞)は、「uh-huh」「yeah」「right」「I see」「really」「is that so?」「true」などだが、これら一言一句に相槌を入れることはしない。

あまりピンとこなければ、アメリカ人同士の会話をYouTubeなどで検索してみてほしい。アメリカ人は会話中、ほとんど相槌は打たずに、相手の目をしっかり見ながら話を聞く。

米「ザ・レイト・ショー」で、タモリ的な存在のスティーヴン・コルベアによるミシェル・オバマのインタビュー(1:10あたりから)。2人とも相槌は最小限。
ハイチ人と日本人の両親のもとアメリカで育った大坂なおみ選手は、相槌の仕方を見る限り100%アメリカ人式だ。
イチロー選手の引退会見。長いアメリカ生活の影響だろうか、相槌やジェスチャーなど無駄な動きが少なく、堂々とし洗練されている。(質疑応答は2:50から)