不倫した側はした側でとにかく謝罪し、寄り添い、相手が不安になる前に察知し事情を説明し続け、そして自分の人生においてパートナーがどれだけ重要で中心的な存在であるかを何度も何度も伝え続けることが大切だそうです。そうやって相手の傷ついた自尊心を回復する手助けをするんですね。

ちなみに行動科学者によると、復讐では憎しみを消すことも苦しみに終止符を打つこともできず、罪の不快さを長引かせることになるそうです。「復讐で私も浮気をする!」は悪手ということですね。

互いにとって魅力的であり続けるには?

話は変わり、パートナーとずっとエロチックな関係でいたい場合どうすればいいのか、についてもエスター・ペレルは言及しています(「パートナーとエロチックな関係でいない=不倫をされる」ではありません。また、「不倫をされる=された側に落ち度がある」わけでもありません。さらに、「セックスレス=問題」でもありません。互いが納得しているセックスレスは夫婦のあり方の一つです)。

これに成功しているカップルは、互いの中心に謎があることを難なく受け入れている人たちだとか。性的なプライバシーが十分にあり、お互いがエロチックになれるスペースが確保されている人たち。つまり、相手のセクシュアリティまで自分のものと考えていないこと。

幸い私たちは、よく知った相手でも新しい目で見ることができます。パートナーがひとりで何かをしている顔を見て、よく知っているはずの相手の知らない一面を見つけてみるのもいいかもしれません。ちなみに「長く続く恋愛関係における欲望の秘訣」とネットで検索すると、TED(著名人の公演が無料で視聴できる米国のメディア)でペレルの講演を見ることができます。こちらもぜひ見てください!

本記事は、犬山紙子さんの著書『すべての夫婦には問題があり、すべての問題には解決策がある』(扶桑社)より内容の一部を抜粋したものです。同書には、育児・家事、夫婦ゲンカ、不妊治療、セックスレス、不倫など、さまざまな“壁”を乗り越えた夫婦たちを徹底取材し見えてきた、夫婦円満のための100のヒントが収録されています。