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文在寅が「元凶」… 韓国「安倍首相像」騒動のウラで起きているヤバい現実

日韓関係は一層悪くなる
武藤 正敏 プロフィール

日韓関係の「歴史」

1998年の金大中大統領の訪日では、「新しい日韓関係とパートナーシップ」宣言が発表された。その中で、小渕総理は「村山談話」を土台に、今世紀の日韓関係を回顧し、痛切な反省と心からのお詫びを述べた。

これに対し韓国は、金大中大統領がこのことを真摯に受け止め、評価し、両国が過去の不幸な出来事を乗り越えて和解と交流、有効に基づいた未来志向的な関係を発展させるために努力していこうと、と合意した。さらに今後韓国政府は歴史問題を再び持ち出さないと述べた。

この合意を受けて金大中政権は、日本の歌謡曲や映画などの文化を韓国に受け入れることにした。こうして日韓関係を進めることは韓国側にとっても大きなメリットがあった。

日本文化の開放は、韓国における音楽や映画文化を刺激した。日本からこうした文化が入ってこなかったのなら、今の韓流の発展はなかったであろう。金大中大統領がこうして寛容な姿勢を示した背景には、日本が民主主義国になったということを認めたことである。

金大中元大統領 photo/gettyimages
 

金大中氏は、日韓関係は自分が取り仕切ると自信をもって発言していた。私は、公使として、大統領になる前の金大中氏とたびたびお目にかかった。ある日、ソウルの日本商工会で講演を依頼したら、来てくださった。そして日本文化の開放は自分がするのだと述べた。これから大統領選挙に向かおうとしているのに、このような発言はマイナスになるはずである。

それだけ信念が強かったということであろう。