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日本の「林業崩壊」が止まらない…救世主を目指すスゴい会社の「正体」

災害現場でも役に立つかもしれない

放置され、増え続ける森林

今、日本の林業がかつてないほどの「危機的状況」に陥っていることをご存知だろうか。

日本は国土の3分の2、およそ2500万ヘクタールという広大な面積を森林に囲まれた世界有数の森林国である。ところが、林業に従事する人の割合はここ数十年で急激に減っているのだ。

以下のグラフは、国勢調査をもとに作成した林業従事者数の推移を示したものだ。およそ30年で、10万人もの人数が林業から離れてしまった。これは高齢化や山林売買価格の減少などが一因とされている。

(林野庁HPより引用)
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その一方で、国土を覆う樹木自体は、年を追うごとに増えている。以下のグラフを参照していただきたいが、今の森林資源はおよそ52億立方メートル、年間7000万立方メートル増加している計算になる。7000万立方メートルというとピンとこないかもしれないが、東京ドーム実に56個ぶんの体積が増えていると計算すると、驚くほかない。

年々森林の総面積は増えている(林野庁調べ)
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しかも、人工林の多くは、伐採に適した「主伐期」と呼ばれる樹齢50年を超えている。主伐期を過ぎた樹木は、太すぎて切り出しが難しく、用途も限られ、格安で取引されることも多い。そのため、伐採すればするだけ損をする可能性もゼロではなく、手を付けられないまま放置されているケースが多発しているのだ。