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半沢直樹もビビる…「大戸屋VSコロワイド」意外な結末、私はこう予想する

熾烈な買収合戦、「正義」はどちらに

“リアル半沢直樹”と話題に

7年ぶりの続編として放送が開始し、回を追う毎に話題を集めているドラマ「半沢直樹」。今作では、企業間による「敵対的買収」がテーマとなり、大手IT企業と銀行による強引な買収計画を退けるため、堺雅人演じる半沢らが奮闘する、というのが現在までのあらすじとなっているようだ。

だが、外食業界では“リアル半沢直樹”とも囁かれる、より熾烈なプロキシーファイトからの敵対的TOB(株式公開買い付け)が繰り広げられている。そう、定食チェーン「大戸屋」と外食大手「コロワイドグループ」との戦いだ。

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事の発端は、2015年に創業者の三森久実氏が急逝したことに遡る。当時、三森久実氏は自身の肺がんが判明すると、長男・智仁氏を常務に抜擢。跡取りに据える準備をしていた。

が、肝心の相続対策が間に合わないまま急逝。久実氏保有の大戸屋株は約19%、妻である三枝子氏が13.15%、智仁氏が5.63%引き継ぎ、各々が筆頭株主と第2位株主となった。

巨額の相続税を前に、会社から久実氏への「慰労金」を相続税対策に充てようと三枝子氏・智仁氏は提案するが、久実氏の従弟であり大戸屋社長の窪田健一氏の強い反発により断念。また、智仁氏の未来の社長の席を約束するも、その後智仁氏は辞職。その後、三枝子氏・智仁氏の保有株約19%はコロワイドの手に渡る。

2020年6月の大戸屋の定時株主総会に向け、コロワイドからは幾度となく話し合いの場の提示、そして今後に向けた提案があった。ところが、両者はしっかりした話し合いの場を設けないまま、定時株主総会へ株主提案がされてしまう。

その内容とは、役員選任に関する提案とセントラルキッチンを活用したオペレーション効率化による業績回復案。こちらは定時株主総会において否決となる。そのため、コロワイドはTOB(結果として、敵対的)での株式の過半数取得を目指すこととなったのだ。