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# 経営

日本企業の「リストラ地獄」をどんどん加速させている「黒幕」がいた…!

このままでは会社が疲弊するだけだ…

会社は「誰のため」にあるのか…?

「会社は誰のものか?」という議論は古くて新しい。延々と議論が続いてなかなか決着がつかないのは、この議論の中に含まれる2つの要素が混同されているからだと思う。

1.会社の所有権
2.誰のために貢献すべきか(誰のためにあるのか)

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1の会社の所有権についてはたぶん議論の余地がないと思う。会社は株主が所有することが前提で社会が動いている。

例えば、戸建てやマンションを購入して代金を払い込んだ購入者が、その不動産の所有権を持つことに異論を挟む人はいないのと同じことだ。

しかし、土地を含めた不動産が購入者のもの(所有権がある)にもかかわらず、その使用には、公共の利益の観点から色々な制限が加えられる。

例えば、土地の場合は、商業地、住宅地、農地などに区分され、それぞれに「用途制限」がある。当然、農地にオフィスビルを建てることは「俺の土地」であっても勝手にはできない。

また、建物にも「建築基準法」などが定められ、地震や火事に対する備えや、日影規制による近隣の日照権の保護や景観保護などが求められる。また、マンションの場合は、所有権とは言っても「区分所有権」という怪しげなものである。

 

専有部分は一応購入者のものだが、共有部分を勝手にいじることが許されない事実は、2月15日の記事「ご存じですか、日本のマンションを廃墟に追い込む『共有地の悲劇』」で述べた。

老朽化し建て替えが必要になった時に「区分所有権」というものの危うさを痛感するはずである。