「作る映え」がキーワード photo/iStock

SNSの「誹謗中傷」がなくなる…? 10代女性は始めている「SNSミーム」って何だ?

「承認欲求」が満たされない人たち

昨今、SNSは我々のコミュニケーションの大部分を占めるようになった。

人々がSNSにハマる理由として、「承認欲求」が満たされること、がよく挙げられる。しかし、実情はいかがであろう。私は、むしろ「承認欲求」が満たされていないという錯覚をSNSが引き起こしているように思う。

「承認欲求」を満たすためには、「社会的欲求」を満たしてくれている集団からの承認があれば十分である。多くの人は現実社会において、家族や地域、学校、勤務先などで「承認欲求」が満たされている。そしてSNSにおいても、相互フォロワーとメッセージのやりとりをすることで「承認欲求」は十分に満たされるはずなのである。

しかし、SNSという同じ空間で「自己実現欲求」を満たしている他者を見つけると、たちまち錯覚が起こる。相互フォロワーやコミュニティハッシュタグで形成される繋がりだけでは、他者承認されていないという錯覚に陥るのだ。

SNSで他者を攻撃する人は後を絶たない photo/iStock
 

このとき、「承認欲求」が満たされていないという錯覚に陥った人々が、「自己実現欲求」を満たしているように見える人々に行うこと、それが誹謗中傷だ。

欠乏状態に陥った人々は、「承認欲求」を満たす方法として他者批判や誹謗中傷に罪悪感なく走るのだ。