TBS『半沢直樹』公式HPより

銀行員・証券マンが語る、過酷すぎる「リアル半沢直樹」の世界

自分の面子を保つことが最重要

「銀行VS.証券子会社」は起こり得るのか?

超人気ドラマの7年ぶりの続編『半沢直樹』(TBS、日曜午後9時)が、第2話時点で早くも圧倒的な面白さを見せている。視聴率も初回の22.0%を上回り、22.1%を記録した(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

東京中央銀行の営業第二部次長から子会社・東京セントラル証券の営業企画部長に転じた半沢直樹(堺雅人、46)と、同行証券営業部長・伊佐山泰二(市川猿之助、44)の死闘が描かれている。

TBS『半沢直樹』公式HPより
 

半沢たちが手掛けていた大手IT企業・電脳雑伎集団による検索サイト大手・東京スパイラルの買収(M&A)を、伊佐山たちが横取りしたことに端を発した対立だが、銀行と証券子会社が張り合うことなど本当にあるのだろうか。

「あります。証券子会社には比較的優秀な人が行く。その分、独立性が高く、銀行本体の言うことを聞かない人も少なくないですから。一方、銀行本体には儲かる儲からないは二の次で、自分の面子を保つことが重要な人も多い。そういう人たちは証券子会社が儲かったり、存在意義が高まったりすることを必ずしも快しとしない」(法政大学大学院政策創造研究科教授で第一勧業銀行時代に証券部門の要職も経験した真壁昭夫氏)

では、半沢のように銀行から証券に出向した人が即戦力になれるかというと、ある準大手銀行のバンカーは「十分可能」と語る。

「当行の行員は原則的に全員、1種外務員資格を持っている。だから、いつでも証券の営業も出来る。また管理職に求められるスキルは銀行も証券も変わりません」(準大手行行員)

外務員の資格試験は日本証券業協会が行っており、1種の資格を持っていれば外務員としてのすべての職務を行うことが出来る。銀行VS.証券子会社の構図はいつでも、どこでも起こりうるのだ。