「中国が沖縄を潰し、尖閣諸島を奪る」米国「ヤバい論文」の中身

今回ばかりは洒落にならない
時任 兼作 プロフィール

竹島のようになるのか

概してオバマ前大統領に批判的なトランプ大統領も、日米安保条約を順守する姿勢では一致しているかに見えるのだが……。

防衛関係者は、こう付言した。

「いまの状況からすると、手放しで安心していいものかという懸念がある」

トランプ政権で国家安全保障問題を担当したジョン・ボルトン大統領補佐官は、トランプ大統領と対立し解任される以前には、「米国第一主義」との類似が指摘される「モンロー主義(1823年に第5代大統領ジェームズ・モンローが提唱したもので、相互の内政や紛争等には干渉しないとする孤立主義)」を公然と唱え、「今日、我々は万人の前で誇りをもってモンロー主義は健在であると宣言する」などと演説したこともある。

「これこそがトランプ政権の本音なのではないか」

 

防衛関係者は、そう語ったうえで、さらなる警句を発した。

「尖閣諸島が竹島にダブってしまう。同じようなことが起こらなければいいが……」

日本海に浮かぶ竹島は現在、韓国に実効支配され、同国の観光地化している。そんな事態が東シナ海でも起こりかねないというのだ。

挑発行為を繰り返す中国。侵略戦争のシナリオが現実味を帯びる中、日本政府の対応能力がいま問われている。