大スターたちが出演してきた

そもそも、主力商品、アースジェットのCMと言えば、錚々たる芸能人の方たちが出演してきた。その系譜で今回、現役アスリートである高橋さんに依頼した理由をまず伺ってみた。

「高橋大輔さんは男女問わず、また幅広い年代の方々に知られる人気のある方ということ。そして、アースジェットの『ハエや蚊を素早く倒す』というスピード感の特長を表現していただけると考えました。また、アースジェットは夏場に使用する機会が多いのですが、涼しげなフィギュアスケートを映像にすることで意外性を創出できると考えました」

確かに氷の上を舞台にすることで、スピード感と迫力が出る。そして「意外性」。フィギュアの映像を使うことはもとより、昭和の仮面ライダー対ショッカー的な演出×スタイリッシュでセンスのあるステップに定評のある高橋大輔という組み合わせは「意外」以外の何物でもないだろう。

ではその内容を聞いた時は、高橋さん側はすんなりと出演を了承したのだろうか?

「高橋さんは、現役復帰、そしてアイスダンスへの転向と常に挑戦を続けていらっしゃる方。今回のCMもご自身の中で新しい挑戦と受け止めていただき、出演を承諾いただきました。企画のご説明時から、『とてもインパクトのあるCMになりそうですね」と前向きに捉えてくださいました」

撮影は2020年の1月。高橋さんは撮影時までに何度も練習し、当日はリンクでの長時間に及んだ撮影に「すべてのテイクでプロフェッショナルな技を披露してくださいました」そうだ。5月20日付けの神戸新聞NEXTに寄せられていた高橋大輔さんのコメントを引用させていただくと、「ものを持って跳ぶことがないので、実際にスプレーを持って飛ぶのはなかなか難しかったですが、何度か練習をしてうまくできたかなと思います」とのこと。確かに「物をもって」噴射しながらジャンプ、しかも難しいアクセルジャンプだから驚いた。それでもとても自然にアクセルジャンプとアースジェットの噴射を決め、難しく見えないのがさすがだ。