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ゴーゴーカレーの「快進撃」が止まらない、理由は“世界観”にあった…!

国内外で新店ラッシュ、そのワケは
村瀬 秀信 プロフィール

島田さんはそう言い残して、皆がカープ鳥へ焼き鳥を食べに行く中、ひとり地元のカレー屋へと行ってしまった。

カレーは人を狂わせる。

ゴーゴーカレーもまた然り。その熱狂は、スタジアムのそれに似ている。

近年、やけにゴーゴーカレーの看板が視界に入る。都内を中心に関東で約40店もの出店があるのだから、そりゃまぁそうなのだが、実店舗以上に一瞥のインパクトが海馬体に刻み込む傷は深い。

あのド派手な黄色の看板にゴリラのマークという強すぎる存在感は、まるでエンパイアステートビルに登るキングコングが如き制圧感を漂わし、この町もゴーゴー、あの町もゴーゴーにやられたかと思い知らされる。

ゴリラの顔が印象的なロゴ(画像:株式会社ゴーゴーカレーグループ)
 

なぜ「55」にこだわるのか

このゴーゴーカレー、語感だけで言えば、ジージーサトーの方に縁がありそうだが、この店の成り立ちに深く関わっているのが、石川県根上町出身、元NYヤンキース松井秀喜選手であることは有名な話である。

ゴーゴーの店名は松井の背番号55。開店当初の制服もヤンキースっぽかったし、あのゴリラもゴジラと呼ばれた松井にあやかってのものと推測される。

なぜ、松井にここまでこだわるのか。

それは松井がアメリカに渡った1年目の2003年4月8日。ヤンキースタジアムで行われた本拠地開幕のツインズ戦で、松井が満塁ホームランをかっ飛ばしたあの打席。日本中が熱狂に沸き立ったそのニュースを見て一念発起をしたのが、ゴーゴーカレーのオーナー宮森宏和氏である。