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金価格が爆上げ、史上最高値を更新! 結局「買い」か、「売り」か…?

金価格の高騰はどこまで続くか

どこまで上がる? 金価格

金価格が7月27日(アジア時間)に史上最高値を更新した。

これまでの高値は、2011年9月につけた1トロイオンス=1920.30ドルだった。当時は欧州債務危機の最中、投資家が資金を金に振り向ける動きを加速させ、きわめて短期間で上昇した。2008年の金融危機の際につけた安値680.80ドルから、わずか3年で182%も上昇したことになる。

その後は金融危機からの回復を背景に、徐々に「安全資産」とされる金から資金が流出し、2015年12月には1045.85ドルまで下落している。

当時、私は「1100ドル割れは買い場である」と言明し、メディアやメールマガジン、セミナーなどで自説を積極的に発信していた。結果的に、この時が最安値になり、いまや史上最高値を更新している。

当時、なぜ「金は買い場である」と判断できたのか。これは、現物市場と先物市場の関係を見ていればわかる。

筆者のように、コモディティ市場を30年超も見ていると、コモディティ価格の値動きが「ある法則」に基づいて動いているとわかる時がある。企業秘密の部分があるため、そのすべてを明かすことはできないが、当時は「少なくとも金は安すぎる」という判断をしたにすぎない。

最高値でも「買い続けるべき」理由

さて、読者の最大の関心時は、「史上最高値を更新した金価格が、今後どのような動きになるのか」、さらに言えば、「いま買っても大丈夫なのか」という点に尽きるだろう。

結論から言えば、「金は買い続けるべきである」というのが筆者の考えである。

 

すでに金を購入している投資家は、安いコストで保有しており、資産面では余裕があるだろう。しかし、これから新規に買う投資家にとっては、過去最高値で買うことは勇気と資金が必要である。

それでも筆者は、金を買い続けるべきであると考える。その最大の理由は、これから米国が凋落し、米ドルの価値が減価していくと考えているからである。