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# ホラー

閲覧注意…「怪人赤マント」の元ネタと言われた“血みどろ”未解決事件

本当にあった怪奇事件簿③

社会現象にもなった都市伝説

「怪人赤マント」を知っているだろうか。

学校の怪談や都市伝説にて語られる怪人で、松谷みよ子著『現代民話考7 学校・笑いと怪談・学童疎開』(ちくま文庫)によれば、古くは昭和11、12年頃、赤いマントを羽織った怪人が人々を襲い、あちこちに死体が転がっていた、という噂があったという。この怪人の正体は吸血鬼などと言われていた。

赤マントの怪人はそれからも人々の間で語られ続けた。舞台を学校に移した怪人は、子どもたちの間で学校の怪談となって語られた。

学校のトイレに入ると、上から「赤いマントはいらんかね」という声が聞こえて来る、という話が有名だろう。この問いかけに「欲しい」と答えると、背中を刃物で突き刺されるなどして血だらけにされ、まるで赤いマントを羽織っているようにされる、という怪談だ。

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この系統の怪談は「赤いちゃんちゃんこ」、「赤いはんてん」といったマント以外の防寒着になった話も残っている。

さらに同書においては、赤マントの怪人が現れた同時期、昭和10年から11年頃には長野県の小学校に「赤マント・青マント」という怪異が出現した話も残されている。

これは「赤いマントが好きか、青いマントが好きか」と問いかける怪異で、赤を選ぶと血だらけの真っ赤な姿にされて殺され、青を選ぶと血を吸われて血の気の引いた真っ青な姿で殺される、などと語られる。

これもまた「赤い紙・青い紙」など、類似した怪談があり、元々は厠神(かわやがみ)に紅白の紙人形を供えた風習が変化したものという説もある。