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タイガー「奇跡の一打」を体得! ラフから鬼のように寄るアプローチ

集中連載「科学的ゴルフ上達法」第6回

累計10万部突破の大ベストセラー『世界標準のスイングが身につく科学的ゴルフ上達法』シリーズに、待望の「実践編」が登場!

その刊行を記念して、著者である板橋繁コーチに特別インタビューを敢行。

第6回となる今回のテーマは、あのタイガー・ウッズも武器とする「鬼寄りアプローチ」。どんなラフからでもピタリとピンに寄せる世界標準の技術を解説します。

最先端のスイング理論に基づいた「世界標準のスイング」でスコアアップを目指せ!

(取材・文/水品 壽孝)

大反響をよんだ動画

2020年6月、ゴルフファン待望のPGAツアーが3ヵ月ぶりに再開された。

昨年のマスターズで11年ぶりにメジャーを制覇し、今季の活躍が注目されるタイガー・ウッズも、7月におこなわれたザ・メモリアルトーナメントに5ヵ月ぶりで参戦し、ファンの前に元気な姿を見せてくれた。

【写真】2020年6月、ザ・メモリアルトーナメントでのウッズ
  2020年7月、ザ・メモリアルトーナメントでのウッズ photo by gettyyimages

その大会前の7月10日、PGAツアーが公式インスタグラムで公開した動画がちょっとした話題になったことをご存じだろうか?

同大会で通算5勝を挙げているタイガーが、過去の同トーナメントで放ったスーパーショット、トップ10をピックアップ。10位から1位までのランキング形式で動画で紹介すると、ゴルフファンの大反響をよんだのだ。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

The top 10 shots of @tigerwoods’ career at Muirfield. ➡️

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「信じられない」「人間のレベルを超えている」など、多くのコメントも寄せられた。

世界中のファンが熱狂したアプローチ

タイガーのスーパーテクニックには、あらためて驚嘆させられるが、なかでも、ひときわ目を引くのは、深いラフにすっぽりと埋まったボールをチップインさせてしまう、魔法のようなアプローチだ。

ふわりと浮き上がってグリーンに落ちたボールは、ゆっくりと転がって、カップに吸い込まれていく。あのタイガーのミラクルショットに、世界中のゴルフファンは何度も魅了された。

それは、夏場の深いラフからのアプローチに失敗し、スコアを崩してしまいがちなアマチュアゴルファーにとって、まさに憧れのショットと言っていい。チップインとまではいかなくても、せめて一発でラフから脱出して、グリーンに乗せたい。そう願うゴルファーは少なくないだろう。

そこで今回は、ラフからのアプローチショットを、板橋氏に伝授してもらう。前回に続く「手強い夏のラフ攻略法」第2弾は、グリーン周りのラフからのアプローチ編だ。

 

バンスを使え!

ラフからのアプローチショットを教わる前に、G1メソッドのアプローチの基本について知っておきたい。板橋氏に解説してもらおう。

「G1メソッドにおけるアプローチのポイントは、クラブヘッドのバンスを芝の上で滑らせてボールにコンタクトすることです。ウェッジのクラブヘッドの裏側には、山切りカットに出っ張ったバンスとよばれる部分があります。このバンスで、芝を擦(す)るようにスイングします。

【図】バンスクラブヘッドのバンス

フェースを立ててリーディングエッジをボールの下に入れようとすると、ヘッドが芝に突き刺さってダフったり、手首がロールしてトップしたり、さまざまなミスが起こります。必ずバンスで芝先をブラッシングするようにスイングしてください」

どうすれば、バンスを滑らせて打つことができるのか?