7月29日 パリのエトワール凱旋門完成(1836年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1836年のこの日、フランス・パリのシンボルとして知られるエトワール凱旋門が完成しました。

 

エトワール凱旋門のあるエトワール広場(現在のシャルル・ド・ゴール広場)はシャンソンの曲でも知られるシャンゼリゼ通りの西端に位置しています。

 この凱旋門は1806年に時の皇帝ナポレオン1世の命によってアウステルリッツの戦いの勝利を記念して建造が始まりました。

1960年代に撮られたエトワール凱旋門の写真 photo by Getty Images

設計はリュクサンブール宮殿の設計などで知られる古典主義建築家のシャルグランが担当し、壁面にはフランソワ・リュード作の『ラ・マルセイエーズ』やプラディエらによる浮き彫りの装飾が施されています。

残念ながら建造を命じたナポレオン1世は完成した姿を見ることはありませんでしたが、この巨大な凱旋門は現在でもフランス古典主義建築を代表する建築物として知られています。

凱旋門のシンボル的な意味は非常に大きく、ドイツの小説家であるレマルクの代表作のである『凱旋門』のモチーフとなっているなど他文化にも大きな影響を残しています。

内側から見た凱旋門 photo by iSock

ちなみに、普通「凱旋門」と言えばフランス・パリにあるエトワール凱旋門をイメージする人が多いと思いますが、世界には凱旋門がいくつも存在しており、実は日本の鹿児島県姶良市(あいらし)にも、日露戦争からの帰還を記念して建てられた「山田の凱旋門」と呼ばれるものがあります。

興味のある方は一度訪れてみてはいかがでしょうか。おそらくパリよりは近いはずです。