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毒舌家「ホリエモン」、どれだけ炎上しても支持されるワケ

データから分析した彼の魅力
松本 健太郎 プロフィール

「バランス理論」で説明できる!

バランス理論の面白い点は「良い(+)」同士だけでなく、「悪い(-)」同士でも良好な関係を築くことができる点です。

例えば嫌いなタレント、嫌いな映画、嫌いなプロ野球球団などの「悪口」を言い合って、人間同士は良好な関係を築き、意気投合し合うことが可能というわけです。

「好きの反対は嫌いではなく無関心である」とも言いますが全くその通りで、「好き」や「嫌い」は「興味を持っている」とする観点でみれば実は表裏一体とも言えます。関心が無ければ「良い(+)」も「悪い(-)」もありません。

逆に、ある対象を「良い(+)」と感じる人の前で、それを「悪い(-)」と言ってしまうとせっかくの人間関係に波風が立ってしまいがちです。大人はそれをよくわかっていますので、まるで互いの秘密を共有するかのように、陰でコソコソと「嫌い」を共有し合うケースが多いのでしょう。

しかし堀江さんは陰で悪口をこっそり言うタイプではありません。「良い(+)」だけでなく「悪い(-)」も積極的に発信しています。有り体に言えばある対象への「悪口」「暴言」なのですが、それに対して同じように「悪い(-)」と感じている人たちからすれば馬鹿ウケでしょう。人によって好き嫌いが別れる分、好きな人はとことん応援してくれます。

 

好きになるキッカケが「悪口」なんて日常でもあり得る話です。既存の価値観を打破して成功を掴むためには、権力者であっても時にはこき下ろしたり、旧態異存な価値観の持ち主たちをバカにしたりすることも、時には必要でしょう。

もっとも「バランス理論」から言えば、「共感」を呼ぶ手法として「王道」であるとわかります。