人間のペースじゃなくて、猫のペースで考える

友森玲子さんが主宰しているボランティア団体「ランコントレ・ミグノン」には、様々な事情で保護された動物たちがたくさんいます。

前回の記事では、初めて猫との暮らしを考えた、中西さんご夫婦が譲渡会に参加し、相談の結果、「吉太くん」「まるもんたくん」の2匹を迎えるまでのお話をお伝えしました。

ちょっとビビリで、譲渡会でも本領発揮できないことが多かった吉太くんとまるもんたくん。中西さんのおうちに移動しても、やはり最初は馴れるのに、とても時間がかかったといいます。

「トライアル初日は、3段ケージに設置したトイレの中に2匹とも隠れてしまって、身体を小さくしていました。吉太はずーと鳴き続け、触ろうとしても嫌がって触らせてくれない状態で。これにはちょっと焦りました。初日は、馴れるためにもケージの近くで寝たりもしました。でも、私たちが触ろうとすると、やはり身体をこわばらせてしまうんですね。

でも、猫も急に知らないところに来たのですから、それは時間がかかるよな、と。人間のペースではなく、猫のペースに任せることにしました。そして、上から目線でこちらの要求を押し付けるのではなく、まずは猫にお伺いを立てて、ゆっくり進むことにしました。そんな試行錯誤を繰り返すうちに、次第に甘えてくれるようになったのです」(中西さん)

今では超リラックスのまるもんたくん。写真/中西さん
どこでも寝ちゃう吉太くん。写真/中西さん
名前:吉太くん、まるもんたくん
性別:男の子
年齢:5歳(譲渡時は3歳)
性格:ジャイアン系のツンデレ(吉太くん)、ストレートな甘えん坊(まるもんたくん)
経緯:2017年11月12日正式譲渡!

最初緊張していた2匹も次第に、心を許して、中西さんの抱っこを迫るようになったといいます。

「吉太は抱っこが大好きで、もうずっと抱っこばかり(笑)。まるもんたも甘えん坊なんですが、吉太のほうがガキ大将のジャイアン気質で強いために、まるもんたは仕方ないなぁと譲ってしまうことも。この2匹の攻防がめちゃくちゃかわいいですね。

でも、最初夫にはしばらく馴れなくて。夫には、あなたが猫に歩み寄らないからよ、と言っていたのですが、どうも男の人が苦手だったのかもしれません。今では、夫にもすっかり慣れて、日々抱っこを要求されています。

保護動物というと馴れないと思っている人が多いようですが、時間をかければこんなにもわかりえるというか、馴れるんだなと思うと感慨深いです。特に、最初時間がかかった分、今心を許してくれる姿がとても愛おしいですね」(中西さん)

パパに抱っこしてもらってご満悦の吉太くん。写真/中西さん

次回は、吉太くん、まるもんたくんを通して保護動物に対して中西さんが思うことについて、お伝えします。

ミグノンの保護動物一覧はこちらに

ウサギの飼育多頭崩壊発生で「預かりさん」も募集中です

3月にウサギの飼育多頭崩壊が発覚し、友森さんの団体「ランコントレ・ミグノン」で、約70匹ものウサギを保護することになりました。それに伴い、譲渡してくれる方だけでなく、ウサギのケアをしてくれる「預かりさん」も募集しています。新たに、レスキューしたウサギもいるため、預かりさんが不足しています。預かりボランティアとウサギの飼育に関しては下記をご確認ください。

預かりボランティアって何?

うさぎの飼養に必要なものは?

上記をご確認の上、【預かりボランティア登録フォーム】からご登録をお願いします。追って、ランコントレ・ミグノンのボランティアから随時ご連絡を差し上げます。

※「預かりさん」へのお問い合わせは、上記のフォームよりご連絡ください

仕事の合間にボランティアで保護活動を行なっているため、電話での問い合わせや見学の受付を行なっておりません。順番にお返事を差し上げますので、ご用件はお問い合わせフォームよりお願いします。