龍崎翔子さん

19歳でホテル開業、原点にアメリカ横断と「一流になれ」という親の教え

なぜ泊まるだけではないホテルを作ったのか

龍崎翔子さんは東京大学在学中の19歳に会社を起業、北海道のホテルを皮切りに、大阪、京都、湯河原など、5軒のホテルを経営しています。

「HOTEL SHE, KYOTO」では様々な期間限定企画も精力的に実施、詩人・最果タヒさんとコラボレーションした詩のホテルでは「言葉の宿泊体験」を生み出しました。

龍崎さんがつくるのは、単なる泊まるだけではないホテル。一体、なぜそうしたホテルをつくるのでしょうか。

(本記事は、13歳~19歳向けオンラインスクール「Inspire High」内で3月15日に実施されたライブ配信の一部を再構成したものです。聞き手はInspire Highのナビゲーターである清水イアンさん、場所は「HOTEL SHE, KYOTO」です)
左:清水イアンさん、右:龍崎翔子さん

「SHE,」に込めた意味

――京都にある「HOTEL SHE, KYOTO」にやってきました。お会いしに来たのは、ホテルプロデューサーの龍崎翔子さんです。

龍崎:よろしくお願いします。

――さっそくInspire Highのメンバーである中高生からは「おしゃれ」「泊まりたい」「今度泊まる予定」といったコメントが続々と。まず「HOTEL SHE, KYOTO」のコンセプトを教えていただけますか?

龍崎:コンセプトは、「最果ての旅のオアシス」です。京都市南区という、一般的な京都のイメージとは異なるエリアにあるのですが、そういう土地のなんとも言えないアイデンティティをすくい上げて、このコンセプトにたどり着きました。

 

――「土地に合わせたお部屋が素敵」「思ったよりシンプル」というコメントが来ています。ところで、「SHE,」という名前は一見ホテルっぽくないですが、どのような思いを込めているのですか?

龍崎:私たちのサービス理念の頭文字をとったものが「SHE,」です。「S」は「Satisfaction」――満足、心ゆくものであること。「H」は「Heartful」――心が温まるものであること。「E」は「Emotional」――旅から帰った後も心に残るようなホテルでありたいという思い。最後にあるカンマは、文章の中で一時停止するけど続いていくことから、少し立ち止まってまた歩き続けるということがホテルのメタファーになるかなと。

詩のホテル