現在外資系投資会社に勤務する川村真木子さんは、UCバークレーを卒業後、長く外資系投資銀行でマネージングディレクターとして活躍してきた「バリキャリ金融女子」。現在高校生のお嬢さんがいるワーキングマザーでもある。

政治から社会、スポーツに生活まで本音を鋭く語る「長文社会派インスタ」が人気の川村さんが、今「日本はこれでいいのか」と恐れていることとは……。

川村真木子さんの今までの記事こちら

華美だから車通園禁止、
だからこっそり遠くで車を降りる

某人気私立の幼稚園の送り迎えに「タクシー禁止」「自家用車もダメ」「ベビーシッターさんのお迎えダメ」というルールがあるとママ友から聞いた。車の校門に横づけは「道が混雑するからダメなんでしょ?」「ちゃんと歩いてくることを覚える必要があるんでしょ?」と聞くと、どうもそれだけではなさそう。

クルマやタクシーは華美、ベビーシッターを雇うことも贅沢、そしてみんなが車に乗れるわけじゃないから配慮してください、ってことらしい。
ところが友人によると、この規則に沿って、学校から少し離れた場所でクルマを降りて子供と歩いて登校する親が続出したという。ちょっと待ってください、何かがおかしいですよね。子供にも何て説明すればいいんですか? 電車で来てるフリしようね。って感じ? だとしたらそれこそホラーです。

公共交通機関で幼稚園に通える人だけが通園なさってください、というのと、差が生じるからやめてください、というのも違う。そして、禁止されたからばれないようにする、というのは子どもに「バレなきゃいいのよ」と教えていることになるが…Photo by iStock

横ならび主義の幼稚園/学校に付き合うために、親が「控えめ」を演出しなければならないとしたら。例えば通学の仕方や、離婚したことなどを隠さなければならないなど、子どもにもウソをつかせなくてはいけないとしたら――もうその学校の方針は根本的に無理があると思う。