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中国・習近平がひた隠す…香港パニック、じつは香港だけの問題ではなかった!

強力な逆襲が始まった

香港が投げかけた「中国の大問題」

2019年、「犯人引渡し条例」に反対するデモが、香港を埋めつくした。中国が不当に介入しようとしている。学生は、大学にバリケードを築いて立てこもり、抵抗した。

2020年7月1日から、中国の「国家安全法」が香港に適用されることになった。反対派をいつでも逮捕し、有罪にできる。香港の自由の息の根を止める、強力な逆襲だ。

なぜ習近平政権は、こんな強圧的な手段をとるのか。これを黙って見ていてよいのか。この問題の背景と今後を考えてみたい。

香港ではデモが続く photo/gettyimages
 

この問題は大きな問題だ。中国共産党とは何か、を問うことに等しい。

中国共産党とは何だろう。中華人民共和国憲法には何と書いてあるか。中国の憲法は、1949年の建国のあと、1954年に全国人民代表大会(全人代)で採択された。そのあと何回も改正され、2018年にも改正されている。中国の憲法を改正する権限は全人代にある。国民投票は行わない。

これら憲法を読み比べてみる。意外なことだが、憲法の条文に、中国共産党についての言及がほとんどない。「序言」に、革命と建国に至る中国共産党の貢献について、のべてあるだけである。2018年になってようやく、第一条に、《中国共産党の指導は中国の特色ある社会主義のもっとも基本的な特徴である》と書き加えられた。

国家の成立に欠かせない中国共産党が、憲法に書かれていない(いなかった)。これはどういうことか。