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大苦戦のトヨタのサブスク「KINTO」…結局、トクなのか損なのか

利用者のタイプによって分かれる
工藤 貴宏 プロフィール

定額料金以外に必要となるのは、駐車場代、ガソリン代、洗車代、有料道路代と、そして事故を起こしてしまった際の保険でカバーされない範囲(一般的には免責額の5万円で収まる)。急な出費を心配せず安心して乗れるのはKINTOの大きな魅力と評価できる。

 

「コスパ」と「デメリット」

では、KINTOはどれだけ財布に優しいのだろうか。残価設定ローンと比べてみた。

車種はコロナ禍にもかかわらず大人気のハリアー。グレードは「Gガソリン」の2WD(新車価格341万円)で、オプションとしてETC車載機とフロアマットが備わる。

3年契約でボーナス払いなしのプランだ。KINTOでの月々利用料金は6万1600円と定められている(均一料金)。

いっぽう同じ仕様の車両を頭金やボーナス払いなしで36回の残価設定ローンを組んだ場合、月々の支払いは5万2500円(ローン金利4.8%)となった。

新型ハリアー(写真:トヨタ自動車)

これは8月納車としてトヨタの公式ウェブサイト上で計算したものだが、購入の場合は自動車税の関係で納車月によって購入諸経費が変わるなど状況による変動があるので、あくまで参考値だ。また実際の購入時はローン金利の引き下げや値引きなどでさらに安くなるケースもあり得る。

比較の結果、月々の出費としては9100円、年間10万9200円の差となった。KINTOのほうが高額で、この金額だけをみると同じ期間の残価設定ローンのほうが安いように見える。

しかしKINTOでは、残価設定ローンに含まれていない税金、メンテナンス、そして任意保険(一般的な任意保険と異なり事故を起こしても翌年の保険料が上がることもない)も含めた額となる。

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