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大苦戦のトヨタのサブスク「KINTO」…結局、トクなのか損なのか

利用者のタイプによって分かれる

正確にはサブスクと少し違う

「買うよりお得、らしい。」

自動車メーカーのプログラムにもかかわらず、クルマを買わないことを推奨するキャッチフレーズの広告が衝撃的な「KINTO(キント)」をご存じだろうか。

KINTOは、新たなクルマの使い方としてトヨタが2019年春から東京で、7月から全国に広げてスタートしたサービス。トヨタは「サブスクリプション」と触れ込んでいる。

画像:株式会社KINTO
 

サブスクリプション(サブスク)とは、商品ごとに購入金額を支払うのではなく、一定期間の利用権として料金を支払うビジネスモデルだ。いわば「月々定額の利用料を払えば借り放題のレンタルビデオ」のようなもの。

身近なのは「Amazonプライムビデオ」や「Hulu」など毎月定額の支払いで映画などを見放題の動画配信サービスや「Apple music」「YouTube MUSIC」などの音楽配信サービスだろう。

昨今は洋服やバッグ、そして家具などにも広がっている。“所有ではなく利用”という、ライフスタイルの変化を反映した仕組みである。

KINTOはそれをクルマで実現したものだが、内容としては一般的なイメージのサブスクリプションとは少し違う。

申込者には新車があてがわれ、「飽きたり不要になったから返す」のではなく、あらかじめ契約した期間(3年/5年/7年)は使い続けるのが基本だ(3年間で3台もしくは6台のレクサスを乗り換えるプランもある)。実態としては、カーリースに近い考え方と言っていいだろう。

カーリースも月々の利用料金を払い、クルマを借りて利用する。リースは、あらかじめ一定期間乗ることを前提に毎月の支払額を少なくできる「残価設定ローン」に似ているが、ローンは基本的に税金やメンテナンスなど車両代以外の諸費用をその都度支払う必要がある。