エッ! 東京も大阪も感染情報収集にまだファクスを使っているの?

手作業じゃ数字操作を疑われても……
野口 悠紀雄 プロフィール

疑われても仕方ない

100枚も200枚ものファクスを手で勘定するのでは、数え間違いもあるだろう。実際、5月には169人分の漏れと46人分の重複が発覚したことがある。
 
NESIDのシステムでは、検査で陽性と判明してから公表までに、3日ほどかかるそうだ。

これほど長い時間がかかるために、「発表人数を都が操作しているのではないか」との疑念を持つ人がいる。「都知事選の前にそうした操作が行われた」という記事が週刊誌にでている。

「そんなことはあり得ない」と思うが、上で述べたことを考えると、「あり得ないことではない」という気持ちになってしまう。

 

以上で述べたことは、驚きだ。

私がもっと驚いたのは、この記事がこうした状況に驚いていないことだ。ということは、以上で述べたようなデータ処理は、日本では普通に行われているということだろうか?

そうだとすれば、恐ろしいことである。

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