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エッ! 東京も大阪も感染情報収集にまだファクスを使っているの?

手作業じゃ数字操作を疑われても……

新型コロナウイルス感染状況のデータを収集する新システムが5月末に導入されたのだが、いまだに利用が進まない。東京都でも、データはファクスで送られている。そのため、接触確認アプリも機能不全に陥っている。

こうした状態では、日本の生産性が低くなるのも当然だ。

期待の新システムだったが

新型コロナウイルス感染状況のデータを収集するため、最初はNESIDというシステムが使われていた。

感染が分かると、まず医師が患者の情報を記した発生届を作成する。それを各医療機関が管轄の保健所にファクスで送信する。受け取った保健所は、記載に不備がないかどうかを確認し、個人情報を黒塗りにするなどして都道府県にファクスで転送する。

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データをファクスでやり取りするのでは、当然のことながら、迅速なデータの収集・分析はできない。それだけでなく、誤送など、さまざまな問題が発生した。

そこで、HER-SYSというオンラインのシステムが導入され、5月29日に稼働を開始した。これによって国、自治体、医療機関の迅速な情報共有が可能になり、事務負担の軽減につながると期待された。

 

ここまでは、7月12日公開の「検証、コロナ情報収集-ネット以前の手書き作業で国民の命は扱われた」で書いた。