# エンタメ # K-POP

日本中が『虹プロ』に熱狂!J.Y.Parkの「人と比べない」育て方

1人ひとりが「特別」な存在だ
K-POP ゆりこ プロフィール

JYP式、相手の心に届く「飴と鞭」

また「飴と鞭」も絶妙だ。褒めるべき部分は惜しみなく褒める。「どういう部分が良かったか」というテクニカルで論理的な部分と「こんなふうに感動した」という主観の2軸がセットだ。聴く側としては自分の強みがはっきり認識でき、さらに相手の心を動かせたという心理的な達成感も味わえる。

逆に指摘する部分に関しては、決して感情的に叱らない。淡々と直すべき部分を伝え、努力不足もきっちり見抜く。その言葉ひとつひとつは決して甘くはない。参加者の多くは涙する。しかし最後に「期待していたからこそ残念だった」「次回は楽しみにしている」とフォローを忘れないのがウマいところなのだ。J.Y.Parkはおそらくメンタルトレーニングやコーチングの勉強をしているのでは?と予想する。

 

そしてNizi Projectに出てくる他のスタッフ、ボーカルトレーナーやダンス講師も厳しく温かい。飴と鞭が6:4でモチベーションを下げないJYPイズムが浸透している。

さらにきちんと成果が出ていることもポイントだ。ぜひ番組の最初と最後のファイナルを見比べてみてほしい。少女たちがすっかり別人のように成長していることに驚くだろう。中には同一人物か?と目を疑うほどの変化を遂げたメンバーもいるほどだ。10代の彼女たちが日本の親元を離れ、韓国で毎日ハードなトレーニングを耐え抜けられた背景には、個性を認め、モチベーションを支え続けたJYPの教育システムがある。

J.Y.Parkが育てようとするのは世界に通用する一流アーティストでエンターテイナー。しかし彼の教育理念は芸能界だけに当てはまるわけではない。むしろ、一般社会や学校教育の中でも生かせる部分が大いにある。

頭ごなしに叱る、また「悪いところは自分で考えろ」という旧態依然の体育会系では、なかなか今の人の気持ちはつかめないだろう。パワハラに対する風当たりも強く、大人たちも人を育てることに苦労し、暗中模索している今、Nizi ProjectでのJ.Y.Parkの姿と言葉にヒントがあるのではないだろうか。

関連記事