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日本中が『虹プロ』に熱狂!J.Y.Parkの「人と比べない」育て方

1人ひとりが「特別」な存在だ

暗い話題が続く2020年の上半期に、爽やかな風を感じさせてくれた「Nizi Project(通称、虹プロ)」。日本のソニーミュージックとTWICEを輩出した韓国の大手芸能事務所JYPエンターテイメントの共同オーディション企画だ。

デビューメンバー発表と共に幕を閉じた6月下旬から早くも1ヶ月。番組から誕生した「NiziU」のプレデビューアルバムはオリコンチャート・デジタルアルバム部門2週連続1位、未だ「Nizi Project」の話題は止まらない。

そして、もう一人日本人の注目を集める「第二の主役」がいる。「Nizi Project」の総合プロデューサーでJYPのトップでもあるJ.Y.Parkだ。彼の発する言葉は「名言」「刺さるセリフ」としてSNSで話題になっており、若年層はもちろん中間管理職に就くオトナたちも虜にしている。一般社会にも通じる彼の人材育成法やキャリア論を、韓国芸能ウォッチャー歴16年のライター、K-POPゆりこ氏が解説する。

J.Y.Parkとは何者なのか?

そもそもJ.Y.Parkは何者なのか。

「Nizi Project」以前はあまり日本で知られていない人物だったが、TWICEと2PMを世に出した敏腕プロデューサーで実はSMAPにも曲を提供している。また韓国では本名「パク・ジニョン」の名で知られ、セクシーなダンスとボーカルでヒット曲も持つ現役アーティストだ。幼い頃過ごしたアメリカの音楽に影響を受け、歌謡曲中心だった90年代の韓国にR&Bを浸透させた、いわば”久保田利伸”的な存在でもある。

本格的にプロデュース業へ力を入れ始めたのは2000年代。日本でも活動したRAINやK-POPのアメリカ進出の先駆けとなったWonder Girlsを成功させ、「JYPエンターテイメント」の顔として君臨。韓国の音楽ビジネスを語る上で外せない人物となった。

Wonder GirlsとJ.Y.Park(2012年)/Photo by Gettyimages

彼が近年、特に評価されているのは、アーティストとしての功績や経営手腕よりも「人を育てる力」だ。

 

BTSにも受け継がれている「JYPイズム」

前述のTWICE、2PMの活躍はもちろん、実はBTSにも間接的に影響を与えている。というのも、BTSを作ったプロデューサーで所属会社の代表パン・シヒョクは元々JYP出身。Wonder Girlsがアメリカ進出した際もJ.Y.Parkに同行している。

「アメリカで靴下の洗濯について口論となり、パン・シヒョクはJYPを去ってしまった」(J.Y.Park談)とのことだが、J.Y.Parkの側で働いた8年間とアメリカでの経験がなかったら、BTSの世界的成功は無かったかもしれない。