これが投資の王道だ!「つみたて投資」で守るべき3つのポイント

だから、初心者でも始めやすい
森永 康平 プロフィール

しっかりと「分散」をする

次に投資先をしっかりと分散することが重要です。投資先を一つに絞ってしまうと、その投資先に何かがあった時に、自分の資産も投資先と一蓮托生になってしまいます。

そこで、投資先は複数に分散することが求められるわけですが、ただやみくもに分散すればいいわけではありません。

たとえば、航空業の会社の株と、観光業の会社の株の2つに投資したとします。そして、そのあとに新型コロナウイルス問題が起きたとしたらどうなるでしょうか。

両方とも大打撃を受けますから、投資先は2社に分散されていますが、同じ値動きをしてしまいます。そこで、Eコマースの会社の株と日用紙製品の会社の株も買っておいたとしましょう。同じように新型コロナウイルス問題が起きたらどうなるでしょう。

外出自粛で航空業と観光業の会社の株価は下落するかもしれませんが、巣ごもり消費の需要でEコマースの会社の株は上昇し、マスクやティッシュにコロナ特需が生じて、日用紙製品の会社の株も上昇するかもしれません。

このように、何かイベントが起きた時に、反対の動きをするような投資先を両方持っておくことが重要なのです。そうすることでリスクが分散されます。

それだと、片方が上昇した時に、もう片方は下落するのだから、結局相殺されてしまうと思うかもしれませんが、それが分散できている証拠なのです。

今回は新型コロナウイルスの例を用いましたが、20年や30年と長く投資をしていると、さまざまな問題が生じます。この20年間でも、世界同時多発テロや東日本大震災など、地政学リスクが生じたり、天変地異などが起こったりもしました。

そして、これから先の20年、30年でも同じようにさまざまな問題が起こるでしょう。

 

そうなると、天変地異が起きた時に上がる株と下がる株はコレ、戦争が起きた時に上がる株と下がる株はコレ、感染症が……、このような形で想定される全てのイベントに対して会社を選ばないといけないのでしょうか。

さすがに、それはあまりにも面倒なので、日経平均やNYダウなどの株価指数に連動する投資信託や、世界中の株式市場に投資ができる投資信託を買うことで、一回で大量の投資先に分散していくのです。