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山口百恵に“沼落ち”する若者続出のワケ…令和世代も虜にする「3つの魔力」

引退から40年、再び社会現象に
濱口 英樹 プロフィール

バズる土壌はすでに出来上がっていた

昭和を代表するスターの引退から40年。時代は昭和から平成、令和へと移り、彼女の活躍をリアルタイムで知る世代は50代以上となった。

にもかかわらず、現代の若者をもバズらせた山口百恵の魅力。その背景には3つの要因があることを挙げておきたい。

1つ目は今回のサブスク解禁を歓迎する土壌が若年層の間でも出来上がっていたという点だ。

というのも、彼女の代表作はいずれも多くのアーティストによってカバーされ続けており、引退後も替え唄やリメイクバージョンがCMで何度となく使用されている。つまり、本人が歌っている姿は知らずとも、様々なメディアを通して耳馴染みがあったわけだ。

『いい日旅立ち』(78年)
 

例えば『いい日旅立ち』(78年)は、JR西日本が改詞バージョン(歌唱:鬼束ちひろ)をCMに使用(07年)。作詞・作曲を手がけた谷村新司のほか、彼女の長男・三浦祐太朗や中森明菜など、あまたのアーティストにカバーされているだけでなく、音楽の教科書にも載るほど国民的愛唱歌となっていた。

そうした背景が「この機会に本家を聴いてみようか」という動機づけになったことは間違いない。また、彼らの親が“百恵世代”にあたり、子供の頃から彼女の歌が流れていた家庭もあるだろう。