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JR東の「新幹線『半額』」プラン、得するか損するか?実際に検証してみた

うまい話にはウラがある
野田 隆 プロフィール

一方、通常料金ではどうなるだろうか。

東京山手線内~大館=11000円
「はやぶさ」指定席=7330円
特急「つがる」乗継料金(正規料金の半額)=740円
合計=19070円

となる。ただしこれを、JR東日本の「株主優待券」(2019年までは1枚2割引きで2枚使用なら4割引だったが、2020年からは1枚で4割引きとなった)を利用すると、11440円になる。

この結果、株主優待券を使った方が、トータルでは安くなるのだ。もっとも、株主ではない人が金券ショップで優待券を購入する場合は、購入金額が加算されるので、安くはならない。

また、大館までではなく、弘前までならば、「お先にトクだ値スペシャル」利用の方が安い。要は、あまり乗継後の距離が長くならないほうが、この割引きっぷのメリットが活かせるということだ。

以上のことから、「お先にトクだ値スペシャル」は、鉄道を乗り倒すような旅行ではなく、現地では、レンタカーで周遊するといった旅に向いているのではないだろうか。

 

「乗り鉄」ならば、現地到着後は「青春18きっぷ」を利用するといったきっぷの組み合わせを考えるのもいいかもしれない。シニアなら「大人の休日俱楽部パス」や、夫婦揃っての旅なら「フルムーン夫婦グリーンパス」の方がゆったりと旅行できるであろう。

ともあれ、「お先にトクだ値スペシャル」は2021年3月末までと期間が長いので、慌てて出かけるよりも、コロナウイルスの感染リスクがさらに低くなるまで待って計画を立てても、決して遅すぎることにはならないと思う。

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