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JR東の「新幹線『半額』」プラン、得するか損するか?実際に検証してみた

うまい話にはウラがある
野田 隆 プロフィール

知っておくべき「激安きっぷ」の盲点

激安割引特急券の中には、早朝や深夜の列車限定というものがあるが、「お先にトクだ値スペシャル」のきっぷは、ほぼ全列車に適用される。一部の臨時列車をのぞけば、早朝から日中の列車はもちろん、深夜まで、ほとんどの列車が対象となる。

ただし、利用したい区間に無条件で乗れるというわけではない。乗車駅と降車駅は指定された駅以外は適用外なのだ。

例えば、山形新幹線「つばさ」の場合、東京・上野・大宮と山形だけが乗降駅である。東京・上野・大宮から米沢や新庄への割引サービスはない。

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もっとも、山形までのきっぷを購入して、米沢で降りたり、追加料金を払って新庄まで乗ることは可能ではある。米沢で下車すると、米沢~山形の区間は無効になり、途中下車したあとで残りの区間を乗車することは一切できない(乗車券のみの利用も不可)。

ただし、東京駅と米沢駅間の正規料金(10680円)で乗るよりはかなり安くなる(5660円)。そのため、きっぷの一部が無駄になっても利用する人がでてくるかもしれない。

希望の列車が満席ではなく、席に余裕がある場合でも、この半額サービスが受けられない場合がある。それは、「スペシャル」の席数に限りがあるからだ。

全座席のうち、どれくらいの席が対象なのか、問い合わせには答えられないとしているので、想像するしかない。予約が集中しそうな列車を避けるか、早めに予約を取るかであろう。

1ヵ月前の10時に席を取ってしまえば安心だが、なかなか予定が決まらない場合もあろう。このサービスを受けるには20日前までに予約を取ることが必須である。乗車間際の予約は無理なのを知っておきたい。

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