ヒョンビン初主演のドラマは
天才数学者でボクサー!?

そして、本題の『雪の女王』(2006年 KBS)だ。この作品は、ヒョンビンが『私の名前はキム・サムスン』の次に出演した連続ドラマで、当時彼は24歳。簡単にスト―リーを説明しよう。ネタばれしないように、スト―リーは本当に大筋しかお伝えしないのであしからず。

ハン・テウン(ヒョンビン)は、父を亡くし母一人子一人の貧しい家庭に育つものの、天才的な頭脳を持ち、韓国の名門中の名門・韓国科学高校へ入学する。そこで、同じく天才少年と出会い、ふたりは無二の親友となっていく。ところが、二人が参加した世界数学オリンピックの結果を巡り、悲劇が起こってしまう。ハン・テウンはその出来事に責任を感じ、母親を捨て、学校もやめ、姿を消してしまう。

そして、彼は過去を捨て、身を隠し、つぶれそうなボクシングジムでスパーリングトレーナーとして暮らし始める。世の中に絶望し、夢も希望も持たないと決めた人生。日雇いのアルバイトとひたすらサンドバックにこぶしを打ち付けるという過酷な日々を彼はすでに8年も続けていた……。

そんな彼の目の前に、ひとりの美しい財閥令嬢のキム・ボラ(ソン・ユリ)が偶然現れる。裕福で恵まれた環境であるにもかかわらず、常にヒステリックでわがままな彼女。しかし、彼女の瞳にも、希望はなく絶望し切っていた。最初はぶつかり合うふたりだが、次第に惹かれ合い、そこには過去のさまざまな問題の糸が絡まっていることが次第に判明していく……という内容だ。

『私の名前は~』では、ヒョンビンは主演の年下の彼氏、というポジションであったが、この『雪の女王』では、彼が主演。ヒョンビン演じるハン・テウンの物語だ。テレビドラマで主演というポジションはこの作品が彼にとっては初めとなる。

『雪の女王』のエピソード16の後に、スペシャル番組が配信されていて、NG集や現場の雰囲気などを知ることもできる。(C)2006 YOON'S COLOR
ドラマ初主演のヒョンビンのワイルドな表情…写真はこちら