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習近平の横暴をアメリカも警戒…中国の「尖閣侵入」に今こそ怒るべき理由

このままでは「実効支配」もあり得る

またも領海に侵入した中国公船

中国海警局の公船が連日、日本の尖閣諸島周辺に侵入している問題を先週のコラムで取り上げたところ、大きな反響があった。そこで、今週も続きを書こう。もはや、一刻の猶予もない。政府は政府職員の尖閣上陸など、行動で日本の領有権を明確に示すべきだ。

中国は7月14日、一段と大胆な動きに出た。海警局の武装公船4隻が一度に尖閣諸島沖の領海に侵入し、約2時間にわたって航行したのだ。これで尖閣周辺への侵入は連続92日、領海内への侵入はことしで14回目になった。

海上保安庁のサイトによれば、16日16時現在で15日の侵入は確認されていない(https://www.kaiho.mlit.go.jp/mission/senkaku/data_R2_7.pdf)。連続記録は途絶えたかもしれないが、油断は禁物だ。いずれ、中国が再開するのは確実だろう。

日本国内が新型コロナウイルスの感染第2波をめぐって、大騒ぎしている間隙を突いて、中国は日本と米国の出方を見極めようとしているのだ。日米の対応が甘いとみれば、中国はさらに大胆な行動に出るに違いない。

緊迫する尖閣情勢を受けて、私は7月14日、本サイトの同僚コラムニスト、高橋洋一さんと配信しているYouTube番組「長谷川幸洋と高橋洋一の『NEWSチャンネル』」に、前自衛隊統合幕僚長の河野克俊さんをお招きし、現状をどう見るか、話を聞いた(https://www.youtube.com/watch?v=FdOgU28jGfc&list=PL6vmlngLTe5BJ1p8szg8TDi48pBP-PRxu)。

 
 

自衛隊制服組のトップ経験者だけに、河野氏の話は具体的で、かつ危機感に満ちていた。ぜひ、番組を視聴していただきたいが、ここで、河野氏の発言のポイントをいくつか紹介したい。YouTube番組だけにとどめておくには、あまりに貴重であるからだ。以下、〈〉内は河野氏の発言を示す。