新型コロナウイルスの影響により、密を避けるため、対面での打ち合わせはできる限り控え、Zoomなどを用いたオンライン会議の場面が増えるようになりました。

それに伴い、これまでよりもPCのモニターに映る自分の表情や態度、話の内容などにフォーカスが当たり、今までなんとなくでカバーできていたことが通用しなくなったり、対面で話をしていた時よりも、コミュニケーション力が求められるようになっていることを実感することも多いのではないでしょうか。

「和田式売れる営業に変わるセミナー」「カセギスキル」など即日満席になる超人気セミナーの講師としても活躍している、作家でビジネスコンサルタントの和田裕美さんは、7月13日に発売した著書『いざという時に結果を出す本番力』の中で、コロナ禍である今こそ「本番力」が必要であり、「本番力」を身につけるチャンスだ、と語ります。

そこでFRaU Webでは特別に本書の内容を抜粋し、いくつかに分けて紹介します。第1回目の今回は、「日本人の本番力の弱さ」について。

オンライン会議という慣れない環境下で、今まで以上に強い緊張感や焦り、不安を抱き本調子が出せなかったり、普段から「失敗してしまったらどうしよう…」と恐れ、なかなか一歩を踏み出せないという方も、自分を責めてしまう前にまずは根本的な原因を知ることから始めてみませんか?

日本人は本番に弱い民族?

わたしは、23歳から30歳くらいまでシカゴに本社があり世界142カ国に支社がある外資系企業で働いていたのですが、そのトップに立つ人の多くは西洋人だったので、主にアメリカ、カナダ、イタリア、など西洋人と一緒に仕事をしていました。

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国によって、またはそれぞれの性格や性別によって、細かなところまですべてをひとくくりにはできないのですが、あきらかに西洋人は日本人よりも「自分の意見を臆することなく言う」ことができました。

彼らが会議でも堂々と反論ができたのに対して、日本人のわたしはいつも、「Maybe, I think so......but」(日本語で言うなら、「まあ、たぶんそうですね……でもこれは」のようなすごく曖昧な言い方)と前置きしつつ、遠慮がちに意見を言ってしまうことが多く、会議でのプレゼンは圧倒的にイニシアチブをとられがちでした。

ずっと黙り込んでいた隣の日本人部長に、会議が終わってから「あれはどうかなと思ったよね」と言われると、なんであのとき援護射撃をしてくれなかったのかと不満に思うことも数知れず……。

それでも最初は「日本人は人前で意見を言うのは苦手だからな」と深く考えもしないまま諦めていたけれど、よくよく考えてみたら、これこそまさに「本番力」の弱さであって、国ごと負けているんじゃないかってこと。ちょっと悔しいですよね。