数値データで考察…『半沢直樹』の「倍返し」と「土下座」は両刃の剣?

総集編を分析する

7月19日よりドラマ「半沢直樹」(TBS系、夜9時~)がスタートする。新作に先駆けて「特別総集編」が7月5日、12日に放送された。視聴者はどんな場面に注目しているのか。メディアアナリストの鈴木祐司氏が、視聴率をはじめ接触率、流出率などの数値データをもとに分析する――。

見る人の心のメカニズム

堺雅人主演『半沢直樹』第1シリーズの特別総集編が前後編2回に分けて放送された。同ドラマは2013年の放送時、一度も視聴率を落とすことなく、最終回まで数字を上げ続けた。

その快進撃は再放送でも再現された。今回の後編は前編に対して、CM部分を除きすべての瞬間で上回った。また前後編ともに、CM以外は基本的に右肩上がりとなった。二度目の放送にも関わらず、多くの人が一度目と同じように見入っていたことがわかる。

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ところで、この物語に頻繁に出てくるのは「倍返し」と「土下座」。反撃・復讐と謝罪・懇願。この2つに激しい思いが渦巻くため、視聴者は大いに心を動かされた。

ただし視聴データで人々の反応を分析すると、受け止められ方はそれほど単純ではない。見る人の心のメカニズムに迫ってみた。