生き方や考え方もアキちゃんが教えてくれる

友森玲子さんが主宰しているボランティア団体「ランコントレ・ミグノン」には、様々な事情で保護された動物たちがたくさんいます。

前の記事では、耳が聞こえない犬の「アキちゃん」が、白石さん御夫婦(紋子さん・哲さん)の家で暮らし始め、「アイコンタクト」が絆を深めているというお話を伺いました。

白石さん御夫婦は、アキちゃんを迎えて生活や思考に変化が生まれたといいます。

「夫婦仲は比較的いいほうだと思いますが、それでもいっしょにいればちょっとした食い違いみたいなものは生じることもありますよね。でも、アキちゃんのおかげでそういうことがなくなりましたね。アキちゃんの生き方を見ていると、細かなことや諍いってどうでもいいなと思えてしまう部分もあります。もっとおおらかに、なるようにしかないよ、という気持ちというか(笑)。

それにお散歩は、夫といっしょに行くようにしているので、夫婦で過ごす時間も増えましたね」(紋子さん)

夫の哲さんはハンディキャップへの意識が変わったといいます。

「アキは耳が聞こえないんだですよ、とお話すると、“かわいそう”と思われる方がいるんですね。やさしい気持ちで思って下さるので、否定しているわけではないのですが、アキを見ていると、全然かわいそうではないんです。アキはそれを自然に受け入れてとても上手に、そしてとても楽しく暮らしています。

そんなアキの暮らしを見ていると、僕らが簡単にかわいそうと思ってしまうことって、当人はそう感じてないことも多いんじゃないかな、と思うようになりました。アキは意図して僕にそれを伝えているわけではないけれど、いろんなことを教えてくれるんです」(哲さん)

超リラックス状態のアキちゃん。写真/飼い主さん
名前:アキちゃん
性別:女の子
年齢:推定11歳(譲渡時は推定8歳)
性格:慎重派だけど、実は甘えん坊でやさしい
経緯:2016年11月13日正式譲渡!

また、動物との暮らしに関しても意識が変わったといいます。

「保護犬や保護猫の話をすると、“なつかなかったらどうしよう”といった声を耳にしますが、実際に迎えてみると、“なつくからかわいい”わけではないんですよね。アキちゃんがいるだけでいいんです。なついてくれる、癒してくれる、ということではなく、もう存在しているだけで愛おしい、それが本来の動物との関係ではないかと思うようになりました」(紋子さん)

パパとママのお膝が大好きなアキちゃん。写真/飼い主さん

次回は、アキちゃんと暮らす紋子さんが不定期で公開している漫画を抜粋してお届けします!

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ウサギの飼育多頭崩壊発生で「預かりさん」も募集中です

3月にウサギの飼育多頭崩壊が発覚し、友森さんの団体「ランコントレ・ミグノン」で、約70匹ものウサギを保護することになりました。それに伴い、譲渡してくれる方だけでなく、ウサギのケアをしてくれる「預かりさん」も募集しています。新たにレスキューしたウサギがいるため、預かりボランティアさんが不足しています。預かりボランティアとウサギの飼育に関しては下記をご確認ください。

預かりボランティアって何?

うさぎの飼養に必要なものは?

上記をご確認の上、【預かりボランティア登録フォーム】からご登録をお願いします。追って、ランコントレ・ミグノンのボランティアから随時ご連絡を差し上げます。

※「預かりさん」へのお問い合わせは、上記のフォームよりご連絡ください

仕事の合間にボランティアで保護活動を行なっているため、電話での問い合わせや見学の受付を行なっておりません。順番にお返事を差し上げますので、ご用件はお問い合わせフォームよりお願いします。