# 経営

「プロ経営者」たちが、日本企業を次々に破壊しているというヤバい現実

ゴーンもそうだったが…
大原 浩 プロフィール

自分の車かレンタカーか

また、M&Aにおいて、企業の売り手がそのまま経営陣に残ることは不正防止にもなる。

100%株式を売り払う契約であれば、売り手から提出される決算書の資料は徹底的に吟味しなければならないが、すべてを見抜けるわけではない。

そもそも、きれいさっぱり売り払いたいというような企業には隠れた瑕疵がつきものだ。売り手側が「後は野となれ山となれ」という気持ちになるのが普通である。

それに対して、バフェットのように既存の経営陣をそのまま残し、株式も20%保有してもらう手法であれば、売却の時にごまかしても結局後で自分に跳ね返る。

バフェットは「レンタカーを洗って返す人間はいない」とよく言う。サラリーマン社長にとって会社はレンタカーであり、「自分が借りている間だけ使えればよい」のだ。

 

それに対してオーナー経営者にとって会社は「マイカー」であり、休みごとにボディに傷がつかないよう、手洗い洗車の上、ワックスがけをしても不思議ではない。