# 経営

「プロ経営者」たちが、日本企業を次々に破壊しているというヤバい現実

ゴーンもそうだったが…
大原 浩 プロフィール

バフェットはオーナー企業を好む

まず、新たに送り込む人物は、被買収企業と縁もゆかりもないただの助っ人=サラリーマン経営者でしかない。その企業のことなどほとんど何も知らない外部の人間だ。

もちろん、他人だから、血も涙もないリストラを行って、短期的に経費を削減することはできる。短期間で企業価値を上げて転売しようとする投資家にとってはそれでよいのかもしれない。

しかし、長期的な企業の成長と繁栄を望むその企業で働く人々やバフェットのような投資家にとっては。災難でしかない。

だから、バフェットは「俺様が選んだ人物」に経営を任せたりはしない。その会社に「愛着を持ったオーナー経営者(または番頭)」に経営の一切を任せるのである。

これは米国の経営者にはよく知られている事実で、「ハゲタカ」に狙われた優良企業の経営者がこぞってバフェットに助けを求めるので、より有利な条件で買収を行うことができるという副次効果もある。

 

米国というと、映画「ウォール・ストリート」のゲッコーのような拝金主義者ばかりと思われがちだが、「自分の事業の志が受け継がれ、従業員の雇用が守られるのならば、高値で売却できなくても良い」という自分の会社を愛する経営者は多いのだ。