# 経営

「プロ経営者」たちが、日本企業を次々に破壊しているというヤバい現実

ゴーンもそうだったが…
大原 浩 プロフィール

松下幸之助はなにが「凄かった」のか

このように比べてみると、必ずしも同族経営は悪い部分だけではないということが分かる。

さらに、長期的な企業の繁栄・成長には、自分自身も大株主である同族(オーナー)企業の方が望ましいと思える。

また、働く方にとっても、人生80年時代、半世紀ほども働かなければならないのだから、長期的な会社の将来を考えてくれる同族企業の方が望ましいのではないであろうか?

終身雇用の維持に関しても、従業員という会社の「財産」を大事にするのは同族企業である。サラリーマン社長は自分の在任期間の短期的業績を上げるために血も涙もないリストラを平気で行う。

2019年8月6日の記事「従業員の不信を引きずったパナソニックに復活はあるのか?」で述べたように、創業者の松下幸之助は、会社の危機において存続と従業員の雇用を守るために必死で闘ったのに対して、サラリーマン社長の中村邦夫氏は、「中村改革」という名のもとに、むごいリストラを行ったあげく、最後に自分(とその仲間)だけは多額の退職金をもらって去っていった。

 

そして米国でも状況は同じであり、投資の神様ウォーレン・バフェットは同族企業に好んで投資を行うことは意外と知られていない。