習近平が焦る…富裕層が「香港」から逃げて、シンガポールに殺到していた!

いまシンガポールで起きていること
岡村 聡 プロフィール

こうした流れを受けて、これまで香港に資産を置いていた富裕層の間で、以前の香港と同じく税率が低く緩和的な規制で、かつ国際的な生活環境のシンガポールに資産を移動する動きが拡大しています。

弊社で運用のアドバイスをしている日本人富裕層の間でも、これまでオフショアに口座を開く場合においてアジアでは香港とシンガポールの2択でしたが、今ではシンガポール一極集中となってきています。

そして、この金融都市としてのプレゼンスをさらに高めるべくシンガポール政府が注力しているのがブロックチェーンです。

いまシンガポールで起きていること

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日本でブロックチェーンというと、ビットコインなど仮想通貨を真っ先に思い浮かべる人が多いでしょう。確かに、コロナ禍を受けて先進国で最も高い金利水準を維持してきた米国もゼロ金利・量的緩和という金融緩和政策に逆戻りし、グローバルでジャブジャブに法定通貨が供給される中で、ビットコインなど供給量に上限がある仮想通貨の価格も戻ってきています

ビットコイン価格は2017年末に2万ドルに迫ったところから、18年末までの1年で3,000ドル割れ寸前までと6分の1に急落しました。そこから再び価格がじわじわと回復してきましたが、コロナの世界的流行で今年2月後半に1万ドルをうかがうところから3月中旬には5,000ドル割れ寸前まで、半分近くに下げました。

そして、足元では上記の金融緩和トレンドもあり再び1万ドルまで価格戻ってきています