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# 社会起業

「環境問題はビジネスにならない」と言う人たちが知らない「意外な現実」

上下関係なく、助け合う「仕組み」

「環境問題は、ビジネスにならない」って本当…?

「環境問題は、ビジネスにならない」。そういう言葉を聞くことがありますが、本当でしょうか。僕は、環境問題、貧困問題、障害者差別、耕作放棄地問題などの社会問題を解決する「ソーシャル・ビジネスしかやらない会社」、ボーダレス・ジャパンを2007年に立ち上げ、いま13ヵ国で35の事業を展開し、売上54億円となりました。

新型コロナの影響はもちろん大きいのですが、グループとして黒字を確保しています。事業としては、まだまだだと思っていて、「社会起業家の育成を通して、1000の事業を生み出し、社会を変える」ことを目標としています。

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タイムリミットが迫る環境問題については、私が書いた『「コロナよりも大変」地球温暖化のタイムリミット』をご覧いただくとして、今回は「なぜ社会起業家を増やしたいのか」についてお話ししたいと思います。

 

「社会起業家ってなんですか?」とよく聞かれます。それを説明する前に、資本主義というものを少しだけ考えてみましょう。

コロナショックで、多少、経済発展にブレーキがかかったとはいえ、依然として私たちは便利な世の中に生きています。外に出れば、早朝だろうが、深夜だろうが、好きなものが買えますし、家にいてもなんでもそろうようになりました。衣食住が整った、とても便利な社会です。戦後の高度成長期を経て、こうした社会になったわけですが、果たして、私たちは幸せになったのでしょうか?