〔PHOTO〕たかまつななさん提供

都知事選に行かなかった人たちに伝えたい、1票の有効な使い方

投票したい人がいない人こそ行くべき

盛り上がりに欠けた都知事選。しかし、「選挙」というものが候補者の「金儲け」に使われ始めていたり、メディアが泡沫候補だといってとりあげなかった桜井誠さんが18万票獲得したりと注目すべき点があった。また、東京23区の得票数2位に注目すると、これからの日本の行く末が浮かび上がってくる。

全国の学校に主権者教育を行い、「選挙に行こう」ということを呼びかけるお笑いジャーナリストとして、今回の都知事選で振り返るべきポイントについてお話ししたい。

たかまつさんが実施している、選挙に関する出張授業の様子〔PHOTO〕たかまつななさん提供
 

投票に行くことはダサいのか

7月12日放送の『ワイドナショー』で、ダウンタウンの松本人志さんが衝撃の発言をした。「僕は今回、都知事選という選挙を“消去”してしまいましたね」と棄権したことを明かした。投票したい人がいなかったため、消去法で選択をするのでは選挙に行く意味がないと判断したそうだ。お笑いでは大スターの先輩ではあるが、この発言にはショックを受けた。

投票する人が少ないと特定の利益団体に誘導することが簡単にできてしまう。だから、投票総数を限りなく多くすることが大切なのだ。民主主義をうまく機能させるための大切な条件に、参加人数を多くさせることは不可欠である。

この発言には批判があったようだが、日本には「選挙リテラシー」が根付いていないことを改めて感じた。今回の都知事選の投票率は55%。45%の人は、理由は違えど、選挙に「行かない」という選択肢をとったのだ。自分の1票をどうすれば有効に使えるのか、投票に行かない人にはぜひ考えていただきたい。